秀丸アップデーターが毎回アップデートを繰り返す不具合 – レジストリモードとインストーラーモードの切り替えで解決

秀まるおのホームページ(https://hide.maruo.co.jp)で「秀丸アップデーター v1.1」が公開されている。https://hide.maruo.co.jp/lib/macro/hideup1_1.html

本ソフトは、秀丸エディタ、秀丸メールなど、秀丸シリーズのアップデートを一括で行える便利なユーティリティだ。
自分は、秀丸シリーズの5種類のソフトやそのアドオンを日常的に使っている。秀丸シリーズはアップデートの頻度が高く、好ましいが、更新作業が煩雑になりがちなのが悩みの種だった。

秀丸アップデーター Vesion 1 が公開された直後、使ってみた。

■ 不具合が発生
本ソフト v1 では、上記のソフトをアップデートできたが、次の起動から毎回、秀丸メールと秀丸スタートメニューで、最新版であるにもかかわらずアップデート処理が始まってしまうという不具合が発生した。
v1.1が公開されても、状況は変わらなかった。しかたなく、これら2つのソフトは手動でアップデートすることを続けていた。

■ 解決策
本ソフトに付属する「readme.html」を読み解いた結果、原因と対策が判明した。
秀丸アップデーターは、ソフトごとに「レジストリモード」または「インストーラーファイルモード」のいずれかで動作する仕組みとなっている。

レジストリエディタで Windows のレジストリを確認したところ、不具合の出ているソフトにはバージョン情報の記録が存在しなかった。
レジストリモードでうまく動作しないのはそのためと推測し、インストーラーファイルモードに切り替えることで不具合が解消された。

方法は以下の通り。

当ソフトのフォルダにある、hideup.ini ファイルを開く

該当ソフト(例:秀丸スタートメニュー)の設定で、registの行をコメントアウトする

;regist = HmStartMenu

コメントアウトすることで、レジストリモードではなくインストーラーファイルモードで動作するようになり、正常に処理されるようになった。

同様の症状で困っているユーザーの助けになれば幸いです。

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